親バカっていうか、バカのブログ。

子育て始めました。冷やし中華は休んでます。

出産の痛み

出産の痛みってどんな?って聞くと、「鼻からすいか」って教えてもらうことが多かった。
そんななかで「腰をハンマーで思いっきりぶったたかれてる感じ」っていう人がいて、私はそれが一番近かったように思います。

私の場合(なのかみんなそうなのかわからないけど)は産道から出てくる時よりも、陣痛の痛みの方がずっと強烈で、その陣痛の最終段階は、ほんとに腰がくだけそうなくらいの激痛でした。

北斗晶が、人生で二番目に痛かったのが出産だと言ってたのが衝撃的だったけど(確か3位で頭カチ割れてる)、いいからもう殺してくれ!っていうぐらいマジ級の痛み。あの痛みはやばい。もう忘れかけてるけど、ほんとにやばい。というか、なぜ忘れられるのか謎。

その原因が、なかなか子宮口の開きが進まなかったこと。どんなに陣痛がすごくても、子宮が開かないことにはうむことはできません。しかも痛い、痛いと絶叫する割には、破水すらまだ状態。

そんなわけで、深夜に陣痛が始まってからうまれるまで1日半もかかりました。陣痛と共にほぼ二徹になってしまった二徹目の夜は、ほんとに絶望を味わいました。

あんまり痛くて、あと2〜3センチで子宮口マックスいく!っていう段階までこぎつけたのに、心が完全に折れてしまって、無痛に切り替えてくれって懇願し、断られた(というより、説得された)りする始末。

あと、痛みとたたかいながらもすごいなぁって感動したのは破水。陣痛が始まって丸一日後の深夜に、突然子宮のあたりがぷちんっとなって、生温かい水が大量に流れでてきたんです。

妊婦健診のときに先生が、一番わかりやすい破水はぷちん!って鳴るよって言ってたのを、まっさか〜と思っていたけど、まさにそれだったのです。

そんなこんなでリアルに地獄を見た陣痛とは打って変わって、分娩はあっという間でした。たぶん分娩室に入ってからは、1時間もかからないで生まれたと思います。
便秘の時にうーーん!っていきむような感じで、何度かそれを繰り返したら、じゅるーん!と参上。

出てきた時は、嬉しいのか、なんなのか、よくわからない状態で、とにかく達成感だけ、感じてたことは覚えています。

それで、助産師さんが赤ちゃんを手際よく拭いて、すぐに私の体の上に乗せてくれた時も、「赤ちゃん、あったかいなぁ」って思って涙がこぼれてきたけど、お母さんになったとか、赤ちゃんがかわいいとか、そういう実感はまだ湧いてきませんでした。

嬉しいなぁ、かわいいなぁって思ったのは、興奮と疲れでまったく食欲がわかないけどとりあえずご飯を少しだけ口にして、シャワーを浴びて、赤ちゃんと初めて病室につれてきた時だったと思います。
たぶんすっごく興奮してたから、うんだあとの記憶がちょっと飛んでます。

そんなわけで私は、出産の痛みは「腰ハンマー」に一票です。